『神?いねぇよそんなもん!』信長のカッコいいエピソード!
織田信長は一応、法華宗という宗派の人間だったみたいなのですが、信長自身はルイス・フロイスの著書に書いてあるように神様や仏様といった存在を信じていなかったようです。
それもあり、自分の言うことを聞かない宗教勢力に対し、容赦なく武力による制裁を加えていたんですね。
神様を信じない信長にはカッコイイエピソードがあるのでご紹介します!↓
信長は石山本願寺をはじめとする、一向門徒(一向宗という宗派の信者)達と敵対していました。(宗教勢力といえど、金もあるし普通に武装していた。)
一向門徒たちと戦になった時、
神様に刃向かったらバチがあたるのでは・・・。
と信長軍の武士たちは天罰を恐れ、宗教勢力を相手に戦う事に気がひけ士気も下がってしまっていました。
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そんな部下達の様子を見て信長はイラっとしたか、
神様なんていないんだよ!見てろよ?
と、1人で一向門徒達の前に飛び出していきました。
馬鹿がとびだしてきやがったぜ!放て放てェーぃ!
敵は信長目がけて弓矢を放ち攻撃をしてきました。
が、なんと、信長に弓矢は1本も当たらなかったのです!
見たかーっ!神がホントにいるならワシに天罰がくだって矢が当たるはず!!ワシこそがホンマもんの神じゃい!!
・・・と言ったかはわかりませんが、これには信長軍の武士たちも
神をも上回る信長様のカリスマ性ハンパねーぜ!!
と大いに士気が上がったそうです。
こんなカッコイイエピソードがあるんだから、織田信長が人気なのも納得ですね~!
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なぜ織田信長は第六天魔王なの?
信長のことを第六天魔王と言う事があるのを聞いた事がある方もいるかもしれません。
第六天魔王、字面からして怖そうだし悪そう・・・そんな印象を受けますね。笑
そもそも第六天魔王って何者?ということについてですが、この方は仏教の世界にでてくる魔王で、欲界(欲望にまみれた世界)と呼ばれる世界を支配している方だそうです。
仏と呼ばれる存在の方が良い事をしているのとは逆に、様々な欲望を利用して人を惑わすのが第六天魔王。つまり、ダークな存在ですね。
第六天魔王、字面どおり怖くて悪い奴じゃねーか!信長の怖い性格からいつしかこんなアダ名がついたの??と思っちゃいますが、実はそうではないのであります!
第六天魔王、実はノリで名乗っただけだった
織田信長が第六天魔王となったのは、ある時武田信玄から届いた書状が原因でした。
1571年、信長は宗教勢力(天台宗)と敵対し、敵を一掃する為にその本部である比叡山の延暦寺を焼き討ちするという残虐な行為を行っています。
そしてからくも生き延びる事ができた延暦寺の僧たちは、信長に対抗出来る力を持つ武田信玄に助けを求めました。
話を聞いた武田信玄は、この比叡山焼き討ちに対してかなりの憤りを感じ、信長に怒りの書状を送りました。
そしてその書状で信玄は『天台座主沙門信玄』と名乗っていたのであります。
手紙の名前のところに、『武田信玄より。』と書くところをわざわざ『天台宗の最高権力者の代理、武田信玄より。』と書いたわけです。
武田信玄は天台宗の味方だぞ!神仏をないがしろにして卑劣な行いをした信長をワシャ許さん!
と強い遺憾の意を示しているんですね。そしてその書状を受けて信長は、
天台座主沙門とかカッコいい名前名乗っちゃって・・・。
俺もなんか名乗ろう!
・・・仏の真逆をいく第六天魔王にしようかな!
といったノリで第六天魔王の名前で武田信玄に返事を出したというわけであります。
ちょっと信玄のことを小馬鹿にしているようにも感じますね。笑
戦国時代を代表する2人がこんなやりとりをしているのはなんだか面白いですね~!
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