栄養満点?!超健康的な戦国時代の武士の食事とは??
戦国時代の武士は普段何を食べていたんだろう??
ふとそんな事を疑問に思ったの。今回は武士の食事の疑問に関するお話です!
武士はとにかく動く!!腹が減っては戦はできない!
今から400年以上前の戦国時代では全国各地、いたるところで戦が繰り広げられていました。
車や電車なんてないこの時代、交通手段といえば馬や徒歩、もちろん馬に乗れるのなんかは上級武士であり、ほとんどの兵は何十キロもの距離を、歩いたり走ったりしていたわけです。
そして戦場で戦う時には、重い甲冑を纏い、槍や刀を振り回し、あちらこちらへ走り回らなくてはなりませんでした。
当たり前のように肉を食べ、色んな国の料理を楽しめる現代からすると戦国時代の質素なものです。しかも日本の食事は、世界的にみても低カロリーでヘルシーなイメージがありますよね!
しかし、一見質素で低カロリーに思える戦国時代の食事でも、武士は激しい戦に耐えうる強い肉体、スタミナを作っていたわけです。
一体、武士はどんな食生活を送っていたのでしょう・・・??
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現代では考えられない?!武士の驚きの食事事情
今でこそ、牛肉や鶏肉、豚肉を食べるのが当たり前の日本ですが、昔の日本は米や芋を主食とし、肉もほとんど普及してませんでした。
武士の食事は極めて質素で、戦のない時は、朝と夕方の1日2食の生活だったんだとか!
ただでさえ武士なんて、ハードな運動量であろうし、当時はどこへ行くにも徒歩・・・
そんなんじゃスタミナもたないんじゃないのー?!
・・・と思っちゃいますが、どうやらこれにはちゃんと理由があるらしいのです!
なぜ武士の食事が普段、1日2食なのでしょう?
それは戦の期間中、兵糧(食料)がつきたりして数日の間食事をとれない状況になっても体が大丈夫であるようにと、日頃から体を慣らしているのです!
なるほど、戦国時代ならではの理由ですね!
でもその時はその時じゃない?好きな時に好きなだけ食べなよ~!・・・なんて思うのは野暮でしょうか?笑
私どもも思いますよ~!
でも戦国時代だからね、しかたないですよね。笑
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武士の普段の食事は1日2食!その食事量が凄い!
『1日2食の食事なんて少ないよー!』と思っちゃいますが、実はその一食で食べる御飯の量が半端なかった事が発覚しました。
なんと、武士は1回の食事で二合半の米を食べていたそうです!
フードファイターならペロリかもしれないけど、普通の人には二合半はなかなかの量ですよね!
米といっても白米ではなく、玄米を食べていたらしいのですが、それでも玄米二合半で約1300kcalもあるんですね。
そしておかずには、魚や大根や芋の煮物、菜物入りの味噌汁なんかがあったそう。しかし、玄米と漬物だけという質素なメニューの時も多かったそうです。
1日2食で米と漬物だけ・・・現代の感覚だと物足りなすぎですよね。いくら玄米がたくさん食べれて、おいしい漬物があったとしてもさすがに飽きちゃいそうです。
現代では世界各国から食材が手に入るし、メニューのバリエーションも戦国時代とは比較にならないくらい多いですが、当時はひとつメニューを増やすのも大変な事だったのかもしれませんね。
武士の食事は一見質素・・・、それでも栄養はばっちり?!
メニューが質素すぎる・・・と思ってしまいますが、玄米にはビタミン類、ミネラル類が豊富に含まれているし、味噌からはタンパク質、アミノ酸が摂取できます。
そして魚や漬物、味噌汁もつけばカロリーも3000kcalは越え、体を動かすに十分なカロリーが摂れています。
(現代の成人男性が1日に摂るエネルギー量は約2000kcalと言われている)
意外にもこの食事内容で、現代人よりしっかりと力を蓄えれるんですね!とはいえさすがに、お昼の時間をすぎるとお腹空きそうです。笑
武士の食事、戦が始まるとどうしてたの??
戦が始まると、武士達の食事内容もかわります。
普段、人々は玄米を食べていたんですが、戦の期間中は白米を食べていたといいます。
その理由は、玄米より早く焚けるし消化も早いから、だそう。
今でこそ白米が主流で、値段も玄米より安くてどこででも食べられるけど、当時は白米のほうが高価で貴重だったんですね~!
普段、白米を食べる機会なんてそうそうなかった為、農民達は進んで足軽(下級武士)に志願したそうです。
お米が食べたいから戦に参加するってリスクが高すぎ・・・。戦国時代では白米を食べるのにも命がけ・・・?!
未来の日本は定食屋でご飯おかわり自由とかやってるくらい、白米が不自由なく食べれるんだよ~!っていうのを昔の武士達に教えてあげたい。笑
ちなみに、足軽たちは、白米に味噌、ネギや大根や菜っ葉などの野菜を混ぜた雑炊が多かったみたいです。(結構美味しそう!)
たまに、普通に炊いた米が食べれたらとても喜んでいたそうです。
その他、戦場に持って行った武士の栄養満点携帯食!
武士御用達であった、戦場に身軽に持って行けて、かつ栄養満点な戦国の携帯食をご紹介します!
兵糧がん
そば粉に酒やはちみつ、すり胡麻を混ぜて蒸し、それにきな粉をまぶしたもの。
栄養はバッチリの定番の戦飯!
うーん、全然美味しそうじゃない!でも興味あるからいつか作ってみたいな・・・。笑
焼きおにぎり
玄米でおにぎりを作り、赤みそを塗って焼いたもの。以外と保存も効き、カロリー、栄養も文句なし!これは普通に美味しそうです!
みそ玉
味噌にすりおろした生姜や酒を混ぜ焼き、丸めたもの。激しく体力を消耗する戦場で塩分補給は必須!お湯でとかせば味噌汁にもなる。
徳川家康がかつて、三方ヶ原の戦いでうっかりこぼしてしまったのはコレなのかもしれない。
煮干し
カルシウム満点の煮干しは精神を安定させる効果があるらしい・・・戦場での緊張をほぐしたり、落ち着いたりする為に、にぼしを食べていたともいわれています。現代でいうとアメちゃん舐めたりガムを噛むような手軽さで食べてたんでしょうかね??
干し飯
白米、玄米を一度蒸して乾燥させたもの。お湯や水で戻して食べていたようです。
元祖ドライフードって感じでしょうか?
武士の食事、どうだったかな?シンプルなのに、ちゃんと昔の人は栄養バランスのとれた食事をしていたんだね!
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楽しんでいただけたらイイネ!