絵の『上手い』『下手』って何?絵を上手に描くには?
今回は『上手な絵』『下手な絵』って何だろう?って思った時の話や私なりの考察よ。
世の中にはたくさんの漫画家がいて、沢山の作品があるわね。私は『絵』に興味があるし、自分でもも描いたりするから、普通に漫画を読んでいる時も、
『このコマ凄い迫力!』
『この表情めちゃくちゃ上手いなぁ~』
『背景の描き込みすごい細かいなぁ・・・』
『こんなポーズ、私には描けない!』
なんて事を思い、ついつい話とは別のところをじーっと見たりしちゃうの。
そしてそれとは逆に、
『なんかここデッサンくるってるな』
『線ガタガタだ・・・』
なんて荒探しをするわけではないけど、マイナスなところもわざわざ見ちゃったり・・・。
私もそんなに絵が上手いわけではないから、偉そうに言う権利なんてないんだけど、『上手い絵』『下手な絵』というのを見て感じちゃうの。
【スポンサードリンク】
絵を描かない人は絵の事なんか知らない
『上手い絵』といっても、上手い、下手なんて人の価値観が決めるものだし、一概には言えないわよね。
『絵が上手い』『絵が下手』って何なの?
それを考えさせられる出来事があったの。
友人と、とある漫画の話をしていた時の事よ。
私からみて絶対に『上手い絵』なのに、友人は『下手だよね、この人の描く絵』と言うの。
その方の絵は、
人物の顔の描き分けができている。
動いているシーンも躍動感がある。
デッサンが崩れているとかいったマイナス面もない。
1ページに複数人いる絵も、パースは正しく何の違和感もない。
線もキレイだし画面もとても見やすい。
これを見て何が下手なんだろう・・・・と、不思議に思ったわ。
そして逆に、私が見つけたアラのある絵、体のデッサンがくるった絵を見せてみたんだけど、
『何がおかしいの?わかんない。笑』
と言った反応だったの。
友人はまったく絵を描かない子、パースがどうの、描き分けがどうの、躍動感がどうの・・・なんて事は全く気にならないみたい。
この件に私は、『そうか、これが世間の声というやつなのか!』と軽くカルチャーショックを受けたわね。
『上手い絵』と『丁寧な絵』は違う。
『上の左の絵と右の絵、どちらが絵が下手だと思う?』と、聞かれたら私は右と答えるわ。
そして上にでてきた友人にこの絵を見せたところ、『どっちも下手じゃないし普通にどっちも上手じゃない?』と言ったの。
私からすると絶対に右の絵は上手じゃないし、むしろ下手クソな絵なのに、(絵に興味がない子からすると上手に見えるのね・・・)とまたまたカルチャーショックよ。笑
↓その理由は以下の通り。
【スポンサードリンク】
まず、光の当たり方が右はもうわけがわからない。
女の人は左側から、おんぶされてる子は右から・・・。
逆に右の絵は、なんとなく、背後から光があたってるのがわかって、特に違和感はないと思うの。
↓そして、もっとヒドイのが体のデッサンが崩れまくってるという事。
右の絵の体をわかりやすく抽出してみると、かなりおかしい事になってるのよね。
おんぶされてる子の足の長さがおかしい
子供なのに顔のパーツがやや大人っぽすぎる
子の肩、手がおかしいし適当
女性の立ち姿が謎
女性の足の長さ、太さが左右で違う
胸や腰の位置も違和感がある
女性の股の線の入り方がおかしい
・・・といった感じで、ヒドイものなの。
右の絵は完全に下手な絵ね。
左は右にくらべて、目だったデッサンの崩れもなく、特に違和感はないわね。
なので右と左の絵では左の絵の方が『上手な絵』であると言えるわね。
でも、絵に興味がない人なんかは、リアルな等身に近く、それっぽい雰囲気で影が塗ってある右の絵は特に下手な絵には見えないのよね。
こんな私の友達の例があるように、何が『上手い』で何が『下手』かは受け取る側の好みで決まる事があるの。
デッサンや影がおかしくてもパッと見て画面が綺麗だと上手く見えたり、正しいデッサンでも絵柄が好みでないと下手に見えたり・・
このような事があると、一体自分の絵は上手いのか、下手なのか?がわからなくなってしまうわね。
誰が見たって『上手い絵』を描くのは、思っている以上に難しい事なのかもしれないわね。
でも、私がこんな絵が描けたらいいな・・・と思うのは、『上手い』『下手』がどうこうじゃなく、
『あなたの描く絵が好き!』
と言ってもらえる絵ね。
『絵が上手いね!』と言われるより嬉しくないかしら?
・・・と、なんだかいい事を言ったような感じになったのでここらへんでこの話は終わりにするわね。笑
スポンサードリンク
くうはく埋め くうはく埋め
楽しんでいただけたらイイネ!