豊臣秀吉の家系、家族や天下取りを支えた家臣達
豊臣秀吉は農民出身であり、織田信長や徳川家康のように、祖父や父の代から仕える譜代の家臣がいませんでした。
誰の跡を継いだでもなく、まったくのゼロからのスタートで武士になり、領地を手に入れ天下人となったわけです。これは世界規模で見てもかなりの偉業!豊臣秀吉はスーパースタァーなのであります!
ここではそんな豊臣秀吉の人生に関係する家族や武将達、その関係や出来事なんかをなるべく簡単に解説しております!
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豊臣秀吉と血縁・親戚関係アリの頼れる家臣達
譜代の家臣がいない秀吉、そんな秀吉の周りを固める重臣は、家族や親戚といった血縁関係者がメインでした。
福島正則(ふくしままさのり)
秀吉の従兄弟であり、幼い頃から小姓として秀吉に仕えている。豊臣家1、2を争う武闘派武将。
加藤清正(かとうきよまさ)
福島正則ほど濃い血縁ではないが親戚関係があり、正則同様に幼い頃から小姓として秀吉に仕える武闘派武将。
豊臣秀次(とよとみひでつぐ)
秀吉の甥っ子。秀吉は、秀次を自分の養子にして関白の役職を譲り豊臣家の跡継ぎとしたが、秀頼が生まれてからは秀次を邪魔者扱いした。
豊臣秀長(とよとみひでなが)
秀吉の弟。秀吉に誘われて武士となる。有能で性格もよく、武将達にとても好かれていたらしい。
その他にも秀勝、秀保という甥っ子がいるよ!
その他、豊臣秀吉の武将人生に関わった家族
ねね(北政所とも)
秀吉の正室。高台院とも呼ばれる。
淀殿(よどどの)
織田信長の姪っ子で秀吉の側室。プライドが高く、豊臣家を滅ぼした元凶であるとも言われている。
豊臣秀頼(とよとみひでより)
淀殿と秀吉の息子。秀吉亡き後の豊臣家当主。
旭姫(あさひひめ)
秀吉の妹。秀吉の徳川家康調略の為に、仲良しだった夫と離縁させられ徳川家康の側室に送られた可哀想な女性。
豊臣秀吉の天下取りを支えた家臣達!
豊臣家一筋で頑張ってくれた家臣達を紹介するぞ!有能な武将がたくさんっ!!
石田三成(いしだみつなり)
秀吉に見出されて小姓からスタートした。内政面で才能を発揮。マジメすぎて同じ豊臣家家臣の武闘派武将からは嫌われる。
大谷吉継(おおたによしつぐ)
三成同様に小姓からスタートした。『吉継に百万の軍勢を指揮させてみたい』と秀吉に言われるほど軍略に長けている智将。
黒田官兵衛(くろだかんべえ)
秀吉の軍師。知略に長け、野心のでかい人物であった。『官兵衛に権力や金を持たせると天下をとられちゃうかも』と秀吉に警戒されて、働きのわりには少ないお給料だった上、遠い九州へ追いやられるほどに有能な武将だった。
竹中半兵衛(たけなかはんべえ)
これまた秀吉の軍師。美濃の斎藤家に仕えた後、秀吉に才能を見出され秀吉に仕えることとなる。
加藤嘉明(かとうよしあきら)
賤ヶ岳の七本槍の一人。朝鮮出兵では水軍を指揮して大活躍。石田三成と仲が悪く、関ヶ原では東軍についた。
蜂須賀正勝(はちすかまさかつ)
秀吉とは幼少時代からの知り合いで、秀吉が小身であった頃から支えてきた。
宇喜多秀家(うきたひでいえ)
宇喜多家はもともと織田信長の家臣だったが、信長亡き後すぐに秀吉に臣従を決め、その後も豊臣政権で五大老という重役につき働いた。
小西行長(こにしゆきなが)
キリシタンで有名。宇喜多家の家臣を経て秀吉の家臣となる。水軍の戦術が得意で九州征伐では大活躍した。
浅野長政(あさのながまさ)
織田家で足軽をしていた身分だったが秀吉に仕えて出世した。主に内政面で活躍。
増田長盛(ましたながもり)
内政面で豊臣政権を支えてきた。しかし秀吉の死後は徳川家康に豊臣の情報を流すなどの裏切り行為をする。
山内一豊(やまのうちかずとよ)
織田信長に仕えた流れで秀吉に仕えることとなる。秀吉の死後は徳川家康に近づいて出世した。
仙谷秀久(せんごくひでひさ)
盗賊、石川五右衛門を捕らえたのが仙谷秀久といわれている。勇猛果敢な武将だが戦でヘマする事も多かった。
織田信長の家臣を経てワシの家臣となっている武将も多いね!
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豊臣秀吉に臣従した有力大名!関ヶ原ではどっち?
ワシの天下統一にともない、豊臣政権の一員となった全国の大名達・・・。
その立場や関ヶ原の戦いでの立ち位置やその後をご紹介っ!!
秀吉の死後、全てを手に入れた大名!
徳川家康(とくがわいえやす)
信長の死後、小牧長久手の戦いで秀吉と敵対するもその後和睦している。
それからは秀吉の権力が強まり、豊臣家に臣従することとなる。有力大名の中でも早い段階で秀吉についている。
豊臣政権の最高役職・五大老に任命され秀吉からも信頼されていたが、秀吉の死後は速攻で手のひら返して豊臣家の天下をかっさらっていった腹黒〜い大名である。
関ヶ原の戦いで石田三成率いる西軍についた大名達
上杉景勝(うえすぎかげかつ)
信長が本能寺で亡くなる直前までは敵対していた織田軍(柴田勝家や森長可、滝川一益など)に領内を攻められ大ピンチを迎えていた。
信長の死後に秀吉に臣従し、織田家の侵略から逃れることを選び越後を守った。
豊臣政権では家康同様、五大老の一人として活躍している。
毛利輝元(もうりてるもと)
本能寺の変直前まで秀吉は、毛利の支配下である中国征伐が行っていたが、信長の死によって中国征伐は中断される。秀吉の申し出により和睦を結んだ。
その後は秀吉に臣従することとなり、これまた五大老の一人として豊臣政権で活躍。
関ヶ原の戦いでは西軍の総大将を務める。
長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)
信長の死後、秀吉によって長宗我部の支配下である四国征伐が行われる。圧倒的な強さに長宗我部元親は秀吉に臣従した。
長宗我部元親の跡を継いだ息子・盛親は西軍について豊臣家に忠義を尽くした。
島津義久(しまづよしひさ)
秀吉の九州征伐により降伏、臣従することとなる。
関ヶ原の戦いでは東軍につくはずだったけど『島津が徳川につくなんて聞いてない』と追い返され、止む無く西軍側の武将となった。
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関ヶ原の戦いで徳川家康率いる東軍についた大名達
前田利家(まえだとしいえ)
織田信長の家臣であり、秀吉とは昔からの同僚。
信長の家臣、柴田勝家の下で働いていたが、賤ヶ岳の戦い(秀吉VS勝家)で秀吉が勝利し、秀吉に臣従することとなる。
利家は関ヶ原の戦いの前に死去、前田家を継いだ息子・利長は家康の調略により東軍に味方することとなった。
伊達政宗(だてまさむね)
秀吉の天下統一最後の戦、北条攻めの直前までは北条の味方だった。
しかし、北条攻めで22万もの兵力を動員した豊臣のパワーを目の当たりにし、ビビって土壇場で秀吉に臣従した。
断固として豊臣家の臣従を拒否して滅亡!
北条氏政(ほうじょううじまさ)
関東一体を支配する大大名。全国の大名が秀吉に臣従するのを見るも、北条家は断固として秀吉を拒否した。
仲間だったはずの伊達に裏切られ、秀吉に従う全国の大名達から容赦ない総攻撃を受けて滅亡してしまった。
関ヶ原の戦いでやらかしメンタルを病んだ若き大名!
小早川秀秋(こばやかわひであき)
豊臣政権の五大老の一人、小早川隆景の跡継ぎ。
西軍として関ヶ原に参加するも、土壇場で裏切って東軍を勝利に導いた。
関ヶ原の戦いの後、裏切りの罪の意識からメンタルを病み、石田三成や大谷吉継の亡霊を見るなどし発狂して亡くなったと言われている。
ちなみに、関ヶ原の戦いはあくまで豊臣家家臣達による壮大な喧嘩・・・。
徳川家康の味方についた武将たちは皆が皆、秀吉への忠義を裏切って家康の味方についた訳ではないんだよ。
※関ヶ原勃発の経緯に関してはこちら参考にしてね!→関ヶ原の戦い勃発!それぞれの武将達の葛藤、複雑な状況とは・・・?
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秀吉の養子となった武将達とその役割!
大名にとって子供は、跡継や、計略結婚により家を強くするのに欠かせない大切な存在であります。
長い間、妻達との間に子供が生まれなかった秀吉には沢山の養子がいました。そんな秀吉の養子たちをご紹介!
小早川秀秋
秀吉の妻、ねねの兄の息子。言わずと知れた関ヶ原の裏切り者。
秀吉は、秀秋を毛利輝元の養子にだして毛利家の当主にしようとしたが、賢い小早川隆景がそれを阻止する為に小早川家の養子に迎えいれた。
豊臣秀次(三好秀次)
秀吉の姉の息子。一時は三好家の養子だったが、秀吉が天下を取った後、跡継ぎを秀次にする為に養子として迎え入れた。
しかしその後、秀吉に実子・秀頼が生まれる。秀頼を跡継ぎにしたい秀吉は、秀次を謀反人に仕立て上げて切腹させてしまった。
豊臣秀勝
秀吉の甥で上の秀次の弟。
結城秀康(ゆうきひでやす)
徳川家康の次男。正室の瀬名姫の侍女との間に産まれた子。家康からあまり愛情を注がれていなかったらしい。
秀吉の養子となり豊臣家に仕えるが、秀頼が生まれた後に関東の結城家に養子に出される。
豊臣秀勝
織田信長の四男。
上の秀吉の甥の『秀勝』とは別人。
八条宮智仁親王(はちじょうのみやとしひとしんのう)
皇族。秀吉は朝廷との結びつきを強めた。
豪姫(ごうひめ)
前田利家の娘。秀吉の養女となり、とても可愛がられ育った。
秀吉は、立派な大名に豪姫を嫁がせたい!とのことで宇喜多秀家が結婚相手に選ばれた。
菊姫(きくひめ)
これまた前田利家の娘。秀吉の養女となるも7歳でこの世を去った。
小姫(こひめ/おひめ)
織田信雄の娘。
秀吉の養女となった後に、徳川家康の三男・秀忠の正室となる。
大善院
秀吉の弟・秀長の娘。
秀吉の養女となった後、毛利輝元の孫・毛利秀元の正室となる。
糸姫(いとひめ)
蜂須賀正勝の娘。
秀吉の養女となった後、黒田長政の正室となる。
容光院
宇喜多直家の娘。
秀吉の養女となった後、毛利元就の孫・吉川広家の正室となる。
なんだかややこしいけど、養子元のお家柄も良いし、娘達が嫁いだ相手も大物武将だね!
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